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世界鍼灸学会総会(オーストラリア・シドニー)に参加

世界鍼灸学会総会(オーストラリア・シドニー)に参加

11月2日―4日の世界鍼灸学会総会(オーストラリア・シドニーで開催)に参加してきました。世界36か国の鍼灸師、治療師、医師が850人以上が参加して250以上の口述、ワークショップ、ポスターなどをもとに議論し、勉強してました。中国政府が大きな予算を付けているせいか、圧倒的に中国人の参加が多く、演題発表が中国語でされる場面が多く面喰いました。英語への同時通訳が付いており、100オーストラリア・ドル(約1万円)をデポジット(後で返納時に返金)で預けて引き換えにヘッドホンを借り、英語で聞くことが出来ました。日本人は日本の鍼灸学会の有名な先生方を除いては参加者は僅かのようでした。もっともアジア系の参加者が多いので日本人かそうでないかは、胸のバッジをじっくり見つめないと分かりませんでした。
私は3日間午前中だけ興味のある演題に参加して勉強してきました。
特に中国の先生が発表したワークショップで、3本の鍼だけで治療する呉院長先生の<筋骨3鍼法的臨床応用>と北京の賀先生による<鍼灸三通法的臨床応用>をじっくり勉強してきました。
前者は、古典的な経絡やツボのとらわれずに現代的な生理学、生物学、運動理論も視野に入れて刺鍼点(ツボ)を探し出して、9種類の鍼を使用し、3点で刺鍼して置鍼、さらには大きくハリを円状に回旋させて強い刺激を与える手法で、軟部組織を最少侵襲で治療する簡便な方法とのことでした。 
後者は、大半の病気は気の停滞が原因という考えから浅い鍼、火鍼、刺絡を症状に応じて使い分けるという考えで、様々な鍼を使用する手法です。日本では見かけない火鍼は、文字通り通常の鍼をアルコール綿花に火をつけて其の火で鍼先を焼いて真っ赤にして、ツボに一気に刺入する方法です。少し怖い感じでしたが、実演をみると手際よく、特に痛みが強いわけでもなく、細い灸を据えた感じのようでした。
日本の入江式焼鍼では、皮膚表面に熱い鍼を瞬間的に接触させて熱刺激を与えますが、接触だけで皮下に鍼をいれません。この中国の火鍼は、深くはないものの皮下に焼けた針が入り、刺鍼効果と熱効果を同時に加えるものです。うっ血や冷えによく効くようです。
刺絡は三稜鍼(鍼先が三角形)を使用して瘀血(古い血の停滞、冷え)を微量の血液を出して改善させる手法ですが、これは日本でも行われています。

午後は妻と一緒にシドニーの街を歩き回って観光してのんびりした時間を過ごしました。初夏のオーストラリアの天気は素晴らしく、乾燥していてとても気持ちが良い毎日でした。

4日目からはメルボルンに移動して、毎日気の向くまま行き当たりばったりに船に乗って市内を回り、郊外のブドウ園を巡ったり、メルボルンの中心を流れるヤラ河を見下ろようにそびえるユーレカ・タワーの上ってメルボルン市内を見下ろしたり、のんびりきままに観光していました。

朝は6時過ぎに起きて毎日30-40分緑豊かな美しい花でいっぱいの公園内をジョッギングしてから朝食にしてました。朝6時にはすでに沢山の老若男女もウォーキング、ジョッギング、自転車、ボート漕ぎをしていました。とても早起きのスポーツ好きな国民のようです。

人々は気さくで親切です。 治安は良く何の心配もありませんでした。 唯、国が豊かな為でしょう、旅行者にとっては豪ドルが高いので物価が高く感じました。
軽くお酒と食事を二人ですると1万5千円から2万円くらいかかりました。東京以上の物価高です。それと久しぶりのオージー・エングリッシュ、アメリカ英語には慣れていたつもりですが、なかなか聞き取りが難しいものがありました。 総括すると、とても楽しくリラックスした旅行になりました。 スポーツ好きの皆さん、メルボルンにはぜひ行って見てください。

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